当社では、「未来に向けた5つの重点テーマ」の1つに「テクノロジーで新しい未来へ」の目標を策定しています。
テレビ朝日ではAIの利活用を推進すべく、2024年より社内横断の「AI推進チーム」を組成しています。新たな表現手法、業務の効率化、課題の解決等につながるAIの利活用方法を調査研究して、時代の変化に合わせた取り組みの検討を行っています。
実際の取り組みとして社内専用の生成AIツール「Go-chat」を運用しており、Google Cloud主催の『AI Agent Summit ’25 Spring ~第3回 生成AI Innovation Awards~』にて、テレビ朝日がファイナリストに選出されました。
テレビ朝日グループ内で開発・運用しているこの機能は、社内のあらゆるイントラネット情報――総務・人事・経理から技術までイントラネットのHPにある情報――を横断的に検索できる仕組みです。従来、情報を探し出すのに時間がかかっていた業務を、生成AIの活用で効率化しています。特に注目いただいたのは、その裏側にある仕組みです。社内情報を整理し、生成AIを用いて「質問に対して、最も的確な情報を探す」“RAG(Retrieval-Augmented Generation)”と、探し出した情報から文章を生成するGoogle社のAI“Gemini”を組み合わせたアプローチを採用しています。
入賞には至りませんでしたが、「電波新聞デジタル」にテレビ朝日のAIへの取り組みについて、記事掲載をいただきました。
今後も生成AIをはじめとする新しいテクノロジーに挑戦し、業務効率化を図ってまいります。