11月16日(土) 「報道現場から見た防災対策」をテーマに、東日本大震災など災害現場の取材経験を持つ久慈省平を講師として、テレ朝出前講座を開催しました。神奈川県茅ケ崎市にて実施し、小学生から高齢者まで幅広い年代の市民約40人にご参加いただきました。
講座の前半は災害報道。東日本大震災発生時の実際の映像を見て、その反省を生かして放送内容を改善したことや、安全取材を徹底していることなどを中心に説明しました。
そして後半は防災対策。茅ケ崎市のハザードマップを見ながら土砂災害や液状化、津波浸水の危険のある場所を確認し、「携帯トイレは必ず備蓄。購入後は一度使ってみる」と自身の取材経験を基にした具体的な備えに言及しました。
質疑応答では「夏に停電したときの対策は」をはじめ、多種多様な質問が飛び交いました。
参加者からは「テレビの見方が変わりました」「日頃からの備えについて考える有意義な時間になりました」という声がありました。
久慈講師は「湘南地区は災害が多いので、地形や地質、過去の災害などについてデータで示すことを心掛けました」と感想を述べました。
テレビ朝日では学校向けの「出前授業」を発展させ、2008年秋から大人向けの「テレ朝出前講座」をおこなっています。テレビ朝日社員を講師として派遣しており、内容は「ニュースができるまで」「テレビ番組の舞台裏」「防災講座」など講義中心のものから「アナウンサー体験」などのワークショップも行っています。
当社では、「未来に向けた5つの重点テーマ」の1つに「すべての人が活躍する未来の創造」の目標を策定しています。今後もテレ朝出前講座を通して、多種多様な”学びの場”を創出してまいります。