テレビ朝日は、東京都 神津島村(村長:前田 弘、以下「神津島村」)が取り組む「東京宝島 サステナブル・アイランド創造事業*1」において、東日本電信電話株式会社 東京西支店(支店長:上田 達、以下「NTT東日本」)、ANA NEO株式会社(代表取締役社長:冨田 光欧、以下「ANA NEO」)、ANA X株式会社(代表取締役社長:神田 真也、以下「ANA X」)と連携し、観光分野において、新たな概念である「サステナブル観光ループ・神津島モデル」(以下「サステナブル観光ループ」、下記参照)を提唱、観光分野で新たに3つの取り組みを開始します。そして、神津島村はこの4者と協力し、今後もサステナブル観光ループを循環、発展させることで、持続的に神津島のファンを増やし、今後100年続く島の明るい未来に取り組みます。
また、この取り組みは、神津島ならではの「魅力拡大」、離島という地理的不利性をリアルとデジタルデータの利活用により克服、「関係人口の創出・拡大」を図り持続的・継続的な発展をめざすモデルケースとなるものです。
*1 島しょ地域を取り巻く課題や地理的制約を克服するため、町村の意欲的な公民共創の取組を支援し、にぎわいと活力に満ち溢れた持続可能な地域社会を創出するために実施されている東京都の補助事業https://www.soumu.metro.tokyo.lg.jp/05gyousei/sinkou/takarajima/no_7/03torikumi.pdf
神津島村とNTT東日本は、2022年に締結した連携協定*2を下地に、ともに地域課題解決・活性化に取り組む中で、東京都「東京宝島 サステナブル・アイランド創造事業」を活用し、神津島サステナブル・アイランド事業についても連携して進めることとなりました。神津島サステナブル・アイランド事業は、その言葉どおり神津島村の持続可能な発展を目的とした事業です。観光振興・地域交通整備・農業活性化・横断的DX推進の4領域の事業で構成されていますが、島の関係人口を増やし、持続的な発展をめざすためには、観光振興領域での取り組みがまずはキーポイントであると認識しています。
そこで今回、NTT東日本が全体コーディネートを担い、観光客に対し強いアプローチ力をもつANA NEO とANA X、およびコンシューマ向けのコミュニケーションに長けているテレビ朝日を加えた異業種4者がパートナーとなり、日本で2番目の星空保護区であり、日本初となる「ダークスカイ・アイランド認定*3」を受けた神津島村において、観光分野で新たに3つの取り組みを展開することになりました。
*2 「神津島村と東日本電信電話株式会社のICTを活用した地域活性化に向けた連携協定の締結について」https://www.ntt-east.co.jp/tokyo/info/detail/1279329_2608.html
*3 神津島は国際ダークスカイ協会が認定する日本で2番目の星空保護区(認定日2020.12.02)であり、神津島では特定エリアだけでなく島全体で星空保護の取り組みを行っており、日本初となる「ダークスカイ・アイランド」の呼称が使用可能
【引用】国際ダークスカイ協会 https://hoshizorahogoku.org/2020/12/02/post-355/
島のことを「知る、行ってもっと好きに、誰かに広めたい」。こうした継続的に関係人口を増やしてゆく営みを無限ループになぞらえ、「サステナブル観光ループ・神津島モデル」と名付けました。各事業者がそれぞれの強みを活かし、島のファンを増やす好循環=サステナブル観光ループを形づくります。
具体的には、バーチャル旅行体験アプリや、旅行プロセスに必要な情報を集約したアプリ、そして神津島の魅力のひとつである「星空」のファンを広げる仕組みなど、3つのプロダクトを旅のプロセスに合わせて有機的に結びつけ、離島という地理的不利性をデジタルにより克服するモデルケース創りをめざします。あわせて幅広い関係人口の創出と段階的に関係性を強化していく体系を創り出し、持続的に神津島のファンを増やし、観光業の活性化をめざします。
日本中の星空好きとツナガルことをめざし、まずは、ちょっとでも星空好きな人たちとリアルイベントやデジタル上での交流から取り組みます。星空が好きな人・全国の星空関連の事業者・新しい体験や観光に興味がある人たち・もちろん島民とコラボレーションを生み出す共創型のコミュニティを構築していきます。具体的には、①デジタル上のコミュニティに参加する ②リアルにコミュニティイベントに参加する ③企画者としてコミュニティイベントを開催・企画する、となります。
そのために5〜6月頃の実証実験を経て9月にコミュニティweekを神津島内でも他地域でも実施を計画していきます。また、利用者には意識させず、最新テクノロジーズを用いて会員NFTやイベント記念NFT、星空NFT販売など新しい収益の検証なども取り組みます。
日本中の星空好き、星空ファン同士、地方創生や新しい観光の姿に興味がある人が主体的に参加・企画等を行い共同で運営し、島民や全国の団体と事業共創を行う方式の最新のデジタル技術を最大限利活用した新たなファンクラブ・コミュニティを構築していきます。
【今すぐコミュニティの初期メンバーに応募&コラボレーション企業、団体の問い合わせ】https://forms.gle/EDSv9LP9k6PZMZZg7
【公式HP】https://kozushima-community.com
【Instagram】https://www.instagram.com/star_night_community/
悪天候でもどんなときでも神津島を楽しめるように、2026年・春、観光地最大級4メートル立方のLEDルームが誕生します。高さ4メートル、横も4メートル、奥行きも4メートルとなるLEDルームです。天井も床も、右も左も、正面もLEDの5面となります。海の中も、山も、見上げる空も、星空の中も、立方4メートルのLEDで圧倒的な没入感を目指す360度コンテンツが体験できます。
2026年春、観光地最大級(4メートル立方)LEDルームに、ぜひご期待ください。
「ANA GranWhale」は、素晴らしい旅先や文化を仮想空間上に再現することで、より自由に、より快適に楽しんでいただけるバーチャル旅行プラットフォームアプリです。まずは神津島を知るキッカケ作りとして、神津島の秋・冬のベストスポット4箇所をバーチャル上に再現しました。新中央航空で神津島空港に降り立ち、天上山でのハイキング、名組湾で美しい夕陽を眺め、ありま展望台で星空を鑑賞するコースを自分のアバターで体験できます。旅番組やガイドブックを見るより気軽に、隙間時間にスマートフォン一つで神津島に触れて頂き、東京都にもこんなに美しい自然や星空がある事を多くのユーザーに知って頂く狙いです。
航空移動だけではなく、徒歩、電車、車、フェリー、飛行機などの日常の移動でポイントが貯まり、ANAのマイルや様々な特典に交換出来るスマートフォンアプリ「ANA Pocket」は、移動をゲーム感覚で楽しめる「チャレンジ」などの仕掛けで、移動に対する付加価値を創出し、地域活性化やエコな移動への行動変容の機会の提供をしています。
テレビ朝日は2023年度より新たな中期経営計画「BREAKOUT STATION!新しい時代のテレビ朝日 経営計画2023-2025」を推進してきました。放送事業にとどまらず、様々な先端テクノロジーを活用したデジタル事業のノウハウや様々なコラボレーション実績を活用し「地方創生×コミュニケーション・先端デジタル活用」についても生活者や企業団体コラボレーションパートナーとの連携を推進・募集していきます。