この度、テレビ朝日が独自に開発した「自動スイッチングシステム」が「2023年日本民間放送連盟賞技術部門 優秀賞」を受賞しました。
自動スイッチングシステムは、複数台のカメラ映像を切り替える「スイッチャー」の作業を自動化するシステムです。マイクに入力された音声から話者を特定し、更にAIを用いて顔の動きや表情を分析しリアクションを検知します。これらのデータに加え、テレビ朝日が培ってきた番組制作のノウハウをプログラムに組み込み、自然なスイッチングを実現しています。
これによりスイッチャー業務の自動運用が可能となり、今後の番組制作の業務負担軽減が期待できます。このシステムがテレビ制作業務の効率化に貢献すると評価され、今回の受賞となりました。実際に「サンデーステーション」やバラエティ番組で本システムの活用が始まっており、更なる機能向上に向けてノウハウを蓄積しております。
コメンテーター、キャスターのワイプ演出を自動運用
会話に合わせて自動でカメラを切り替え
なお、「自動スイッチングシステム」は、「日本映画テレビ技術協会 技術開発奨励賞」および「映像情報メディア学会 技術振興賞」も受賞しています。
テレビ朝日は、今後も最新鋭のテクノロジーを積極的にコンテンツ制作に取り入れ、新しい未来を創造していきます。