トップメッセージ
株主の皆様へ
株主の皆様には、日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
第86期(2025年4月1日から2026年3月31日まで)は、連結売上高3,394億円(前期比+4.8%)、営業利益261億円(同+32.9%)、経常利益365億円(同+28.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益296億円(同+14.9%)の大幅な増収増益で、売上高及び各段階利益とも上場来最高を更新しました。
当社グループの価値の源泉である“コンテンツ”の継続的な強化に努め、視聴率が好調に推移したことなどが業績を牽引しました。地上波の年間の個人全体視聴率は全日(6~24時)3.5%、ゴールデンタイム(19~22時)5.2%、プライムタイム(19~23時)5.2%で2年連続3冠を獲得しました。年度の個人全体視聴率においても、全日(6~24時)3.4%、ゴールデンタイム(19~22時)5.2%、プライムタイム(19~23時)5.2%で2年連続3冠を達成しました。あわせてBS朝日も年間・年度の視聴率3冠を獲得しました。
当社の中核事業であるテレビ放送事業にくわえ、各成長事業の拡大にも精力的に取り組みました。インターネットでは、インターネットテレビ局「ABEMA」、会員数を伸ばし順調に成長している有料動画配信サービス「TELASA」、無料見逃し動画配信サービス「TVer」、オウンドメディア(公式YouTubeチャンネル「ANNnewsCH」等)や、動画広告配信プラットフォームを運用する「UltraImpression」など、多様なサービスを提供し業績は堅調に推移しました。
複合型エンタテインメント施設「東京ドリームパーク(TDP)」は2026年3月27日に開業を迎えました。最大5,000人収容可能な「SGCホール有明」(多目的ホール)をはじめ、1,500人収容できる「EXシアター有明」(劇場)やイベントスペース等を備え、新たな賑わいとイノベーションを創出していきます。
また当社は2026年4月に経営計画「START UP テレ朝!!経営計画2026-2029」をスタートしました。これまでの成果にとどまることなく、新たな挑戦で革新的な成長を遂げるとの意味を込め「START UP テレ朝!!」をスローガンに掲げました。新経営計画では、テレビ朝日のコンテンツ制作力と新拠点「東京ドリームパーク」の両輪で、開局70周年となる2029年度まで、4年間で大きな成長を目指します。“コンテンツファースト”を堅持し、“IP開発” “イベント”でトップを獲得、強く魅力的なコンテンツ・IPをグローバルにも展開します。具体的な「成長戦略」として、5つのキーストラテジー【TDP】【IP】【ABEMA】【CVC】【AI】を掲げました。【IP】では、魅力的なコンテンツ・IPを大量に開発・制作し、特にアニメ開発に注力します。開局10周年の【ABEMA】は、コンテンツの相互補完の強化や、データ基盤統合などさらなる連携強化を図ります。2025年7月に組成した二人組合【CVC】では、スタートアップ投資を通じ既存事業の成長加速と新領域の探索でイノベーションを促進します。あわせて、成長投資枠1,000億円を活用したM&Aも行います。これら成長戦略を支える【AI】では、AI活用を進め業務効率化で生まれた“経営資源”をクリエイティブ領域に集中投下します。また、AIを使ったビジネス開発も進めます。
インターネット広告の台頭など当社を取り巻く経営環境は厳しさをましておりますが、コンテンツの展開先が増える中、当社グループが制作・保有するコンテンツやIPの重要性は高まっています。経営計画で掲げる施策を実行し、資本効率の改善及び企業価値の向上に努め、株主の皆様のご期待に応えてまいります。
2026年6月
代表取締役会長

