テレビ朝日 AIポリシー
『信頼と創造のためのAI活用ポリシー』
株式会社テレビ朝日は、「より魅力的かつ社会から求められる情報やコンテンツを提供し、夢や希望を持ち続けられる社会の実現に貢献する」という企業使命を掲げています。私たちは、AI(人工知能)技術を、質の高いコンテンツを制作して、多様な文化の発展に貢献するための重要な手段と捉えます。AIの利用に伴う倫理的・社会的課題に真摯に向き合い、人間中心の考え方のもと、社会からの信頼に応える責任あるAI活用を推進します。
基本原則
1. 質の高いコンテンツへの貢献
私たちは、AIを多様で魅力的なコンテンツ制作の支援、そして視聴者の体験価値を高めるために活用します。AIの利用においては、常に人間の判断の重要性を認識し、クリエイターの創造性や権利を尊重するとともに、偽情報や誤情報の生成・拡散を防ぐための最大限の努力を払い、情報の信頼性確保に努めます。
2. 透明性と説明責任
私たちは、AIの利用について可能な範囲でその事実や概要を視聴者や関係者に説明し、透明性を確保するよう努めます。AIの判断や生成物に対しては、人間による適切な監督と最終的な責任体制を明確にします。
3. 公平性と多様性の尊重
私たちは、AIの活用において、いかなる差別や偏見も助長することのないよう、公平性・公正性の確保に努めます。多様な価値観を反映したコンテンツの制作やサービスの提供を追求します。
4. 安全性とセキュリティの確保
私たちは、AIシステムおよび関連データのセキュリティを確保し、外部からの攻撃や不正利用、情報漏洩のリスクを最小化するための適切な技術的・組織的対策を講じます。AIが意図しない動作や社会に負の影響を与える可能性を常に考慮し、安全な運用に努めます。
5. プライバシーとデータ保護
私たちは、AIの運用に必要な個人情報や視聴データを、関連法令および社内規程に基づき厳格に管理し、プライバシー保護を徹底します。データの収集・利用目的を明確にし、適正な範囲でのみ利用します。
6. 人材育成とリテラシー向上
私たちは、役職員がAIを正しく理解し、適切に活用できる能力(AIリテラシー)を習得するための教育・研修を行います。これにより、AIの恩恵を最大限に引き出しつつ、リスクを適切に管理できる人材を育成します。
本ポリシーは、今後も必要に応じて、内容を改定・更新してまいります。
2025年10月21日 決定
