トップメッセージ

ご挨拶

 皆様におかれましては平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申しあげます。

 2018年度は経営計画「テレビ朝日360° 2017-2020」の二期目にあたります。少子高齢化、インターネット広告市場の急伸など、放送業界を取り巻く経営環境が激変するなかでも、当社は視聴者・消費者やアドバタイザーの皆様のニーズに的確に応えられる「新しい時代のテレビ局」への進化を目指しております。放送波、インターネット、リアルイベントなど当社が保有するあらゆるメディアにコンテンツを360°展開し、その総体でお客様との接点を最大化していくのと同時に、映像コンテンツに限らずAR・VRなど先端技術を活用した新たなコンテンツビジネスの開拓に向けても様々なチャレンジをしております。

 当中間期におきましては、本業である地上波の競争力を一層強化するために手掛けてきたタイムテーブル改革が功を奏しました。全日帯(6:00-24:00)・ゴールデン帯(19:00-22:00)・プライム帯(19:00-23:00)、全ての時間区分の平均視聴率で2位を獲得し、前年同期比でも大きく改善しました。10月クールに入ってからも、「相棒」「リーガルV」「科捜研の女」という強力ドラマが高視聴率を獲得しており、10月の全日帯の月間平均視聴率では5年4か月ぶりに単独トップを獲得いたしました。一方、地上波の広告収入は、テレビ広告市況が全般的に低迷したことが影響して、減収となりました。

 成長領域として注力しているインターネット事業におきましては、プロレスファン向けの動画配信サービス「新日本プロレスワールド」や「キャッチアップ」(地上波番組の広告型無料見逃し配信)の好調により、増収となりました。株式会社サイバーエージェントとの協業であるインターネットテレビ局「AbemaTV」もアプリダウンロード数が3,500万を超え、順調に利用者数を伸ばしています。

 また、4月クールに放送したドラマ「おっさんずラブ」が大ヒットとなり、当中間期におきましてはDVD販売やインターネット動画配信関連の収入で大きく貢献しました。コミカライズ・イベント等も含めて、様々なメディアに360°展開できるコンテンツの成功例であり、今後も引き続きこうしたコンテンツの創出に注力してまいります。

 当中間期の連結業績は、広告市況の低迷、「2018 FIFAワールドカップ ロシア」など大型スポーツ番組に投下する番組制作費の増加などにより減収減益となりましたが、好調な視聴率の維持とさらなる向上、ヒットコンテンツのさらなる創出、コストコントロールの徹底などにより、業績の改善に最大限の力を注いでまいります。皆様には益々のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2018年12月

代表取締役会長兼CEO早河 洋